RSIはMT4のEAでもよく使われているオシレーター系のテクニカル指標です。日本語に訳すと「相対力指数」という意味で、相場が売られすぎなのか、買われすぎなのかを示してくれます。MT4のEAでRSIはどのように使われているのでしょうか。
RISは0から100の範囲内で動き、数値が30以下のときは売られすぎ、70以下のときは買われすぎということを示します。たとえば、MT4の日足チャートで1ドル=125円となった際、売りのタイミングと考えます。しかしRSIが70が超えていると買われすぎとなり、結果さらに値が上がりました。RSIが70を超えていた段階で売りポジションを保有していると、大きな損失となっていたでしょう。
RSIの値を判断するときには、日足チャートと合わせて週足チャートでの確認が必須です。週足チャートで相場の全体的な流れを確認しなければいけません。収束チャートでRSIが70を割り込んでいても、日足チャートではRSIが50前後だった場合はさらに値が下降する可能性があります。そこからこの時点での売りポジションを保有することは問題ないと判断できます。
決済のポイントとしては①RSIが30を割り込んだタイミングと②RSIが30を割り込み、その後再度30を上抜いたタイミングの2つがあります。確実に利益を確定したいときは①を選びます。反転のリスクを承知の上で利益を伸ばしたい場合は②のタイミングを取ります。損切りのタイミングはMT4の日足チャートでRSIが70を超えたタイミングもしくは直近の高値にまで到達したタイミングです。
RSIは裁量トレードでもEAでも、エントリーのタイミングを判断しやすいテクニカル指標です。MT4のEAにRSIをプログラミングする際は、合わせるテクニカル指標との相性をよくチェックしてから組み込んでください。